- タイトル等
春の江戸絵画まつり
三都画家くらべ
京、大坂をみて江戸を知る
- 会場
- 府中市美術館
- 会期
- 2012-03-17~2012-05-06
前期=3月17日(土)―4月15日(日)特集「花と動物」 後期=4月17日(火)―5月6日(日)特集「人物画くらべ」
- 休催日
- 月曜日(4月30日をのぞく)、3月21日(水)
- 開催時間
- 午前10時~午後5時
入場は4時30分まで
- 観覧料
- 一般700円(560円)、高校生・大学生350円(280円)、小学生・中学生150円(120円)
*( )内は20名以上の団体料金 *未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料 *常設展もご覧いただけます *府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料
- 主催者
- 府中市美術館
- 概要
「伊藤若冲は、江戸では流行しなかった」と言ったら、驚かれるかもしれません。今でも、東京と、かつて若冲を生んだ京都では人々の気風が違うと言われます。その土地の歴史の中で育まれ、土地に染み付いたもの、まして美しさや面白さといった「感覚」は、そう簡単に他の土地に伝わったり、受け入れられたわけではなかったのかもしれません。
私たちが思い描く「江戸時代の絵画」という世界は、日本全国を見渡したうえでの歴史だと言ってもよいでしょう。しかし当時のことを想像すると、人々が見ていたのは、京ならば京の、江戸ならば江戸の、それぞれの美の世界であり、画家たちはそれぞれの町の美術史の上に生きていたのです。
古代からの皇都として歴史を誇った京、江戸時代になって関東の地に出現した巨大都市江戸、そして経済の中心地として賑わった大坂を加えた三つの都市は、「三都」と呼ばれました。関東と関西の違いを挙げてあれこれ話すのは現代でも楽しいことですが、当時の人々にとっても興味の的であり、生活習慣や服装などを比較して面白く綴った読み物などが多くみられるほどです。
そこで、三都で生まれた絵の数々を、その風土ならではの造形感覚や趣向に注目して眺めてみようというのが、このたびの展覧会です。およそ二五〇年にも及ぶこの時代の全貌を比べることは叶いませんが、描くスタイルやテーマが多彩になり、三都の個性が際立ってきた江戸中・後期の作品を中心にご覧いただきます。同じテーマの作品どうしで比べたり、町の「笑い」や「特産」に注目してみたり、色々な角度からの「三都画家くらべ」を楽しみつつ、日頃改めて考えることの少ない「江戸」という土地の個性にも、じっくり向き合っていただけたらと思います。
- イベント情報
- ●[展覧会講座]
・4月28日(土)
「イタリア三都画家くらベ―フィレンツェ、ローマ、ヴェネツィア」
音ゆみ子[府中市美術館学芸員]
・5月5日(土)
「三都それぞれの美」
金子信久[府中市美術館学芸員]
*いずれも午後2時 講座室 無料
●[20分スライドレクチャー]
・毎週日曜日 午後2時と3時の2回 講座室 無料
●[子ども向けイベント「三都探検隊!」] *会期中随時
展覧会を見ながら「探検隊ワークシート」のクイズに挑戦。観覧料が必要ですが、府中市内の小中学生は、「府中っ子学びのパスポート」で入場できます。年齢制限はありませんので、大人の方の参加もお待ちしております。
●さんとくんのハンコたび
展覧会をご覧になった後、ロビーで小さな東海道の旅をお楽しみください。
●[さくらオープンテラス] *期間限定
・4月6日(金)-8日(日)
テラスで桜を楽しみながら、お茶や簡単な日本画ワークショップをお楽しみいただきます。 有料
- 展示替え情報
- ※本展では多数の展示替えを行います。ご来館の際にはご注意ください。都合により展示予定を変更することがあります。
- ホームページ
- http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/santo/index.html