ブリヂストン美術館(東京)の開館60周年を祝う展覧会の第一弾。
ブリヂストン美術館と石橋美術館の2館で収蔵展示されている石橋コレクションは、フランスと日本の近代絵画を核とする一方、書画・彫刻・版画・工芸などさまざまなジャンル、幅広い時代と地域の作品群からなります。この展覧会では、そのバラエティ豊かなコレクションのなかから70組140点を選び、2点ずつのペアでごらんいただきます。同じテーマなのに表現が異なるもの、違うように見えて実は共通するもの、同じモティーフをとりあげながら意味が違うものなど、また絵画と絵画だけでなく、絵画と陶器、絵画と彫刻、古代と現代、西洋と日本などいろいろな組み合わせを用意しました。
ふたつの作品を比べることで、それぞれの作品のよさとおもしろさ、あるいは意外な一面に気づくとともに、美術を鑑賞することの楽しさを味わっていただけたらと思います。