1990年代に入り、ビュフェは、多くの地を旅し、その風景を作品に残しています。
歴史的な建造物が立ち並ぶイタリア、愛妻アナベルとの想い出の地サン・トロペ、クルージングを楽しんだギリシアの島々・・・。
中でもイタリアの風景は、長い間暖めてきたテーマのひとつでした。ピサの斜塔やフィレンツェの洗礼堂などをビュフェ独自の鋭い描線で捕らえています。また、1962年に制作されたベニスを描いた「大運河」はビュフェの代表作の一つにあげられるでしょう。
今回は、これらの風景画を中心に、関連作も合わせて、油彩、水彩およそ50点で構成される企画展です。
代表作「裸婦」などを約100点同時展示します。是非ご覧下さい。