art commons@nact

タイトル等: 春季展Ⅰ
ガンダーラの美術とシルクロードの絵画
平山郁夫と樋口隆康、二人のコレクションを中心に――
会場: 泉屋博古館
会期: 2012-03-17～2012-05-20
休催日: 月曜日、4月25日(水)、5月1日(火)
※但し4月30日は開館
開催時間: 午前10時30分～午後5時
入館は午後4時30分まで
観覧料: 一般730円/高大生520円/小中生310円
団体(20名様以上)2割引、障害者手帳ご呈示の方は無料
主催者: 公益財団法人泉屋博古館
協賛・協力等: 後援:京都市/京都市教育委員会/京都市内博物館施設連絡協議会京博連
概要: パキスタン西北部のガンダーラでは、2～3世紀に独自の仏像や菩薩像が盛んに造られ、また多くの神々も仏教美術として造形化されました。そして、その美術は、シルクロードを通って日本にまで伝わりました。まさにガンダーラは、仏像のふるさとともいえる地です。本展では、そうしたガンダーラ美術作品でも、日本画家の故平山郁夫氏と当館名誉館長の樋口隆康のコレクションを中心に展示します。
平山郁夫氏は、シルクロードに仏教東遷の跡を辿って、魅力的な絵画を多数遺しましたが、それ以外でもシルクロード美術の保存と蒐集に尽力するなど、その活動は多岐にわたっています。一方、樋口隆康は、京都大学で中央アジア仏教遺跡の学術調査を実施して、ガンダーラをはじめとする仏教美術の研究に大きな足跡を残しました。豊富な海外調査の結果、樋口の手元にも美術品が集まりましたが、それらは、公開されることなく今日に至っています。今回の展示は、当館に寄贈された樋口コレクションを初公開するとともに、平山郁夫氏が蒐集されたガンダーラ美術の名品もお借りして、仏像のふるさとであるガンダーラ美術の全貌をご紹介するものです。またあわせて、平山郁夫氏の代表的な絵画作品も展示して、壮大な東西交渉の諸相、そしてガンダーラ及びシルクロード美術の普及と研究に尽くした平山郁夫、樋口隆康両氏の業績もご紹介したいと思います。
イベント情報: ◎講演会
「仏像出現の謎」樋口隆康(泉屋博古館名誉館長)4月14日(土)午後1時30分より
「平山郁夫とシルクロード」平山美知子(平山郁夫シルクロード美術館館長)
5月12日(土)午後1時30 分より聞き手:泉屋博古館外山潔
(会場は当館講堂当日先着100名様まで)

◎列品解説(午後2時より展示室にて行います)
3月24日(土)/4月28日(土)「ガンダーラの美術とシルクロードの絵画」(学芸員外山潔)
4月 7日(土)「中国青銅器の時代」(学芸員廣川守)

*常設展「中国青銅器の時代」は毎日午後ミュージアムボランティアによる解説があります。
ホームページ: http://www.sen-oku.or.jp/kyoto/program/