青梅市の市制施行60周年を記念して、青梅市立美術館では特別展「青梅信用金庫コレクション展」を開催いたします。
青梅信用金庫の美術コレクションは、昭和30年代、地元在住作家である川合玉堂の作品収集よりはじまって、現在では名実共に充実した所蔵品を誇っています。その大きな特徴は、竹内栖鳳、横山大観、川合玉堂、前田青邨、伊東深水、高山辰雄、加山又造、平山郁夫ら日本の近現代美術史を形成した日本画家たちが名を連ね、一貫して体系的な作品収集が行なわれていることにあります。これらのコレクションは、これまでにも公開される機会は度々あったものの、美術館でまとまって展示されるのは今回がはじめてとなります。
このたびの特別展は、青梅信用金庫の創立90周年にあたり、この機会に市内で独自の企業コレクションを形成している「青梅信用金庫コレクション」の名品を、特別な協力を得て青梅市立美術館で紹介しようとするものです。