ローランサンを中心に、第一次世界大戦後の1910年代から30年代と、それに先立つ20世紀初頭の「パリ」に集った内外の画家たちにスポットを当てます。パリによって生まれた画家ローランサンやルオー、ユトリロらと、そのパリに惹かれ変貌し成長した佐伯祐三や児島虎次郎、小磯良平ら日本人画家たちが行き交った、時代と場所の魅力を楽しみましょう。荻須高徳や藤田嗣治らパリの画家となった人々や、フランスを経て大輪の花を咲かせた女性画家三岸節子に、ローランサンの面影を見ることは可能でしょうか。
画家たちがその作品に散りばめたエスプリと、様々な個性を豊かに育てた「芸術の都」の姿がここにあります。