1977年に開館した北海道立近代美術館は、今年7月で開館35周年を迎えます。これまで多彩な展覧会を開催するとともに、さまざまな教育普及活動を行ってきました。また美術館の生命ともいえる収集活動についても、1973年の開設準備室時代から約40年にわたって継続し、現在、4,412点におよぶ美術作品を収蔵しています。当館では、昨年7月に、コレクションのなかから100点をよりすぐった名品図録『コレクションへの招待 北海道立近代美術館名品100』を編集発刊しました。本展は、そこで紹介した名品100点を中心に、当館の人気コレクションを一堂にご紹介するものです。
絵画作品は、常設展示室1階の全フロアを使って、二期にわけてご紹介します。Part1では、北海道ゆかりの画家たちを中心にした日本の美術を、Part2では、海外の美術と現代美術を中心に展示します。当館コレクションの大きな柱として知られるガラス・コレクションは、常設展示室の2階で「Glass Fantasy」と題し、アール・ヌーヴォー期のガラスから現代ガラスまでの優品約40点を展覧します。約40年にわたり築いてきた当館コレクションの精華をどうぞお楽しみください。