タイトル等
特別企画
遠山元一と近代和風建築
日興證券創立者の邸宅とコレクション公開
会場
財団法人 遠山記念館
会期
2012-09-01~2012-10-14
休催日
月曜休館(9月17日、10月8日は開館。翌日休)
開催時間
10:00~16:30
入館は16時まで
観覧料
大人1000円、学生500円(小・中学生は無料)
主催者
財団法人遠山記念館
協賛・協力等
共催 川島町
概要
遠山記念館の遠山邸は、日興證券の創立者遠山元一が建てた昭和初期を代表する伝統的和風建築である。存在感の強い外観に、内部には落ち着いた和の空間が広がっている。
現代では再現不可能な建築として、2000年には国の登録建造物文化財となった。
1936年の竣工、本年で築後76年となり、3/4世紀の歴史を重ねてきたが、増改築をせずに当初の姿をよく伝えている。
昨年より建築研究の諸氏にお願いをして邸宅の建築学的な調査と検証を進めており、途中の一成果として、建築図面、建設中や完成直後の写真類などの建築関係資料を初公開するのが本展である。
戦前の私邸建設の資料として貴重であり、個人の邸宅レベルを遙かに超えた完成度の遠山邸が、建設されていく過程をうかがい知ることのできる展観としたい。
イベント情報
関連催事1
残されている新築披露宴の座敷室礼の記録によって、貴顕の方々を接待するための格式ある床飾りのかたちが知られる。
本展では9月9日、16日、23日、30日の日曜日、10月7日(日)、13日(土)、14日(日)の7日間に、その床飾りを再現して、床の間に掛けられた書画の名品と諸道具類がつくる特別な飾りの空間と美を、76年ぶりに追体験することができる。
遠山元一のコレクション中の名品となる佐竹本三十六歌仙絵 頼基像(重要文化財)などの書画工芸が、美術館ではなく邸宅内の床の間を飾るのは、開館後は稀であった。
長い伝統の中で形式を整えてきた書画工芸品を、展示ケースではない床の間の空間で楽しむという、本来あるべき美の鑑賞が堪能できる。そして、昭和初期の日本美術の価値観や時代好みを、感じ取ることができる場となるであろう。

関連催事2
「暮らしと建築の美――遠山邸研究会」第4・5回セミナーとして、講演会を開催します。
9月16日 世界的な建築家 隈研吾氏「場所の力」
10月13日 日本建築研究者 江面嗣人氏「床の間等にみられる日本文化と文化財保護」
午後1時半より、大会議室にて。参加申し込みが必用です。講座料は無料です。詳しくはお問い合わせください。
会場住所
〒350-0128
埼玉県比企郡川島町大字白井沼675
交通案内
<電車の場合>

〇JR埼京線・東武東上線で 川越駅下車、
東武バス桶川行きで 牛ケ谷戸(うしがやと) 下車、徒歩15分

〇西武新宿線で 本川越駅下車、
東武バス桶川行きで 牛ケ谷戸(うしがやと) 下車、徒歩15分

〇JR高崎線で 桶川駅下車、
東武バス川越行きで 牛ケ谷戸(うしがやと) 下車、徒歩15分

<車の場合>

〇関越道 川越ICより車で30分、または圏央道 川島ICより車で7分
※お車でお越しの方は数に限りがございますが、遠山記念館正面に駐車場がございます。(無料)
ホームページ
http://www.e-kinenkan.com/
会場問合せ先
049-297-0007
埼玉県比企郡川島町大字白井沼675
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