- タイトル等
- 会場
- 京都国立近代美術館
- 会期
- 2011-09-16~2011-10-30
- 休催日
- 月曜日(ただし、9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館、9月20日(火)、10月11日(火)は休館)
- 開催時間
- 午前9時30分~午後5時
10月27日(木)~30日(日)までは午後8時まで開館、入館は閉館の30分前まで
- 観覧料
- 一般850(700/600)円、大学生450(350/250)円
※( )内は前売り/20名以上の団体料金の順
※高校生および18歳未満、心身に障がいのある方と付添者1名は無料
(入館の際に証明できるものをご提示ください)
※本料金でコレクション展もご覧いただけます。
※お得な前売券は、7月8日から9月15日までの期間限定発売。
※前売券の主な取り扱い:チケットぴあ(Pコード 764-726)、ローソンチケット(Lコード 52925)、ほか主要プレイガイド、コンビニエンスストアなど
※会期中は当日券のみの販売となりますのでご注意ください。
- 主催者
- 京都国立近代美術館
- 協賛・協力等
- 協 力=パナソニック電工株式会社
- 概要
北村武資は、一九三五年京都に生まれ、中学校を卒業後、京都西陣で製織業に入ります。その後、五年間勤めた機屋を退職し、以後西陣を回りながら技術の習得に励みます。一九五九年大阪髙島屋で開催された初代龍村平蔵展を見て感銘を受け、同日龍村美術織物に入社、その後、独り立ちへの歩みをはじめました。一九六三年には京都の友禅作家森口華弘の主宰する染織研究会に参加するようになり、一九六五年伝統工芸日本染織展に初出品し、日本工芸会会長賞を受賞。また同年日本伝統工芸展に初出品、初入選を果たし頭角を現しました。
一九七二年に開催された長沙馬王堆漢墓(ちょうさまおうたいかんぼ)写真速報展で、中国で発掘された古代織の「羅(ら)」の写真を見て強い興味をいだき、以後非常に繊細な織による「羅」に挑戦し数々の優品を日本伝統工芸展に出品しました。また平金糸によって透けて輝く「羅金」、「羅」と同じ紋織で密度の高いしっかりとした「経錦(たてにしき)」など、古代織を再現しました。一九九五年には「羅」が、二〇〇〇年には「経錦」が重要無形文化財に指定され、北村武資は二つの技の保持者として現在も活躍しています。
今年制作六〇年を迎える北村武資は、古代織の再現に留まらず、現代に生きる織として新しい世界に挑戦を続けています。織は極めて時間のかかる作業ですが、その厳しい制作態度は織の美をめざす織人の足跡でもあります。本展は、北村武資の制作を展観し、その多彩な織の芸術を紹介します。
- イベント情報
- 【講演会】
◆10月1日(土)「自作を語る」
北村武資 氏
◆10月8日(土)「文様のうらに潜む生命力と文化的背景」(仮題)
立田洋司 氏(静岡県立大学教授)
時間:いずれも午後2時から3時30分まで
会場:京都国立近代美術館1階講堂
定員:100名(聴講無料、当日午前11時から受付にて整理券を配布します)
- 巡回等情報
- 巡回情報=東京国立近代美術館工芸館
2012年2月7日(火)~4月15日(日)
- ホームページ
- http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2011/388.html