三河湾西部奥に位置する衣浦港は、港湾法上の重要港湾に指定され、西三河・知多地域の物流の拠点となっています。
ここはかつて衣ヶ浦(ころもがうら)と呼ばれましたが、その時代に展開された海運と産業の歴史が、現在の衣浦港の基礎にあるといえます。
そこで本展では主に近世から近代にかけての、衣ヶ浦周辺の海運と産業に関する資料をご紹介し、現在の衣浦港の源流を探ります。
現在の衣浦港の姿となるまでに、遥かなる衣ヶ浦の時代に展開した海運と産業の歴史があったことを、絵馬や産業資料、古文書や古写真といった多様な歴史資料から感じ取っていただければ幸いです。