【展覧会開催にあたって】
「巧術」は、日本の美術ならでは在り方を未来に示唆することを主旨として、表参道スパイラルを会場に2010年より毎年開催しています。
本展覧会ではこれまで、日本人の特徴である細やかな器用さ、修練による高い技術力に裏付けられた作品を取り上げ、皆様にご紹介してきました。
来年2012年4月には第3回目となる「蠱惑(KOWAKU)―巧術其之参」を例年通りスパイラルにて開催する予定ですが、2012年1月にその予告編となるべき「巧術2.51」を馬喰町ラディウムにて開催いたします。
これまで「巧術」を構築してきた作家を中心に、その制作に潜む技と思想に今一度光を当て、"巧術"の意味をあらためて問いなおす展覧会となります。
"其之参"へ進むためのステップのひとつとして、ご覧いただければ幸いです。