本県の文化芸術の振興に貢献することを期待される若手芸術家として、平成22年度美術部門の表彰を受けた勝木繁昌氏(彫刻)、曽根三千代氏(洋画)の展覧会を開催いたします。
勝木氏は彫刻家として独創的な作品の創作活動に励み、国内外で活躍されています。この夏もルーマニアにて大理石による作品を制作。現地の古城“Lazarea castle”に収蔵されました。
曽根氏は画家として創作活動に取り組み、全国的な展覧会「新制作展」で優秀な成績を収められています。県展においても「高松市教育委員会賞(第75回)」受賞等、数々の賞を受賞されています。
(質問交換会)年齢も近いお二人。気になることを、互いに質問し合っていただきました。
曽根さんから勝木さんへ
曽根:彫刻の材料として石を選んだ理由は?
勝木:師匠の彫刻家三枝惣太郎氏が、庵治出身だったことが石との出会いです。今は、特に石に限らず、自分自身の体も一つの素材としてとらえております。
勝木さんから曽根さんへ
勝木:絵画制作以外の趣味は?
曽根:趣味は特にありません。絵を描くことが趣味といえば趣味です。
勝木:新制作協会(美術団体の一つ)を選択した理由は?
曽根:大学院時代の先生の勧めがきっかけです。
今後の夢は「世界の大陸で、展覧会を開催すること(勝木氏)」「作家として制作を続けること(曽根氏)」という2人が繰り広げる、パワフルかつ繊細な空間を、ぜひ探検してみてください。 (新居 律子)