1987(昭和62)年に開館したメナード美術館は、このたび開館25周年を迎えました。これを記念して、コレクションから選りすぐった所蔵の代表作約300点による名作展を5回にわたり開催いたします。第1回目となる「現代日本1950-2012」では、1950(昭和25)年以降に制作された日本画・日本洋画・彫刻・工芸品をご紹介します。
戦後の混乱期を経て、日本の文化や伝統をさまざまな角度から見直そうとする流れのなかから、新たな表現を追い求める作家たちが意欲的な作品を次々と生み出してきました。戦後の日本美術界をリードしてきた東山魁夷、加山又造といった日本画家をはじめ、洋画家・山口薫、香月泰男、さらに現在、意欲的な創作活動を続ける田渕俊夫、大沼映夫ら40人の作家による魅力溢れる作品約50点をお楽しみください。