料理を美味しく見せたり、食卓を明るく彩ったり、ひとの心をなごませたりする「器」。
その意外な魅力、パワーに近づいてみませんか?
私たちに最も身近なアート…それは、日常生活の道具です。
“実用”と“美”を兼ね備えた「うつわ」。
うつわと共にテーブルを彩る装飾品。
そして壁には、心おちつくインテリアとしての版画。
今回展示する版画には、明治、大正、昭和に活躍した作家、吉田博、川瀬巴水、小林清親らによる懐かしき郷愁の風景が描かれています。
同じ頃、フランスのガレやラリック、日本陶器(現:ノリタケカンパニーリミテド)などでは食卓を飾る器が生み出されました。
食べ物や飲み物、花やアクセサリーなど、大切な物を守るいれものが「うつわ」です。
主役を飾り、ひきたてる役割も担う、大事な「うつわ」。
そんな器の数々と近代木版画を中心に、100点余の作品が並ぶ空間で、アートを愛でる時間をお楽しみください。