片岡鶴太郎氏は1954年東京・西日暮里に生まれました。高校卒業後は片岡鶴八氏に弟子入りし演芸の道に入ります。40歳になったのを機に本格的に画業に取り組み、95年に初めての個展「とんぼのように」を開催し、話題となりました。以後毎年開催される個展にはそれぞれテーマが付けられており、多くの人が鶴太郎氏の展覧会に足を運んでいます。
役者にして画家、一方で陶芸や染色にも多彩な才能を発揮する鶴太郎氏。本展では画業16年を迎え、より一層の制作意欲に満ちた作品をパラミタミュージアムにてご紹介いたします。画業16年の中で、今回初めて三重県にて開催するものです。
作品創作の場として逗留する草津・山中・飯坂・伊万里の片岡鶴太郎美術館や、自身のアトリエで制作された鶴太郎独自のモチーフは更に濃厚で繊細な作品に仕上がり、絵画、着物染付け、陶器などの作品を展示公開いたします。
タイトルは「艶葉樹(つやばき)」。ますます磨きのかかった鶴太郎ワールドを、ごゆっくりお楽しみください。