大正時代を代表する詩画人・竹久夢二。肉筆画はもとより、本や雑誌、楽譜のデザインなど多岐にわたる仕事において、生活の中に美を見出し表現する姿勢は一貫していました。日常で身につける服装にも目を向け、着物や帯、半襟などの図案をおこすだけでなく、作品中の人物にも自らのデザインした衣装を身につけさせるなど、こだわりを見せています。
このたびは、貴重な図案を数多く所蔵する群馬県の竹久夢二伊香保記念館にご協力いただき、岡山で初公開となる帯や半襟図案などをご紹介します。
前期では、記念館から門外不出であった大変貴重な帯を、後期では植物など身近にあるものをモチーフにデザインされた半襟図案を中心に展示し、大正から昭和にかけての“きものの美”をご覧いただきます。
前期: 3月29日(火)〜 5月22日(日)
後期: 5月24日(火)〜 7月18日(月・祝)