12年前の1998年。
新潟県知事室を訪れた原田泰治氏は、一枚のはり絵を目にしました。
素朴画家山下清の作品かと思うほどの美しい色彩と温かな雰囲気。
それが岡田清和さんの作品と聞き、どんな青年がこんなに素晴らしい作品を作っているのかと衝撃を受けたと言います。
しばらくして、2人の交流が始まりました。
聞くこと話すことがほとんどできない岡田さんと原田泰治氏は、同じ景色を見て、目や手で話しながら友情を育んできました。
絵を描くことでつながる心の対話。
当館では、お2人の温かな友情をこれまでに2回岡田さんの作品展としてご紹介してきました。
あれから7年、今でも変わらぬ創作意欲を持って、日々の生活の中で感じたままを表現し続ける岡田清和さんの美しいはり絵の世界。新作を中心にご紹介します。