このたび、東京藝術大学が所蔵する主要なコレクションを紹介する展覧会を開催いたします。当館のコレクションは、東京美術学校開学以来120年を超える収集活動 によって形作られたもので、古美術から日本画、洋画、彫刻、工芸、歴代教員・学生による作品など多種多様な内容を誇り、その数は重要文化財22件を含む2万8000件を越えています。大学美術館では毎年開催されるコレクション展において、この収蔵品のなかの主要作品の一部を展示・公開しております。
今年は、古美術、近代美術の各分野の中から、多くのお客様にご好評いただいている作品を精選して展示いたします。いずれも本学のコレクションを代表する名品であり、また本学の歩みを跡づける貴重な資料です。さらに特集展示として、①国宝《絵因果経》関連資料、②藝大所蔵の仏教彫刻をテーマとするコーナーを設け、これまであまり出品の機会のなかった作品や資料もご紹介いたします。また、平成22年度に新たに収蔵された作品の一部も公開いたします。
※ 会期中、前期・後期で一部作品の展示替えを行う予定です。
前期:4月7日(木)~5月8日(日)
後期:5月10日(火)~5月29日(日)