2002年は、終戦まもない日本と戦後独立したインドとの国交樹立50周年を迎えます。また明治に創立した日印協会の100周年にも当たります。この節目に、日印官民の各界は両国の交流を盛り上げる協力を様々に進めています。その一環として大倉集古館では、1400余年の長い縁のある「日本に伝来されたインドの神々」を主題とする展示を行います。創設者大倉喜八郎が戦前に蒐集した日本およびアジア諸国の作品と共に、2000年の夏に“山内コレクション”として一括寄贈を受け、公開した「インド家庭の神像・画像」約350点の民俗展を再現いたします。シルクロードの西域・中国を経て日本に至ったインド起源の神々を一堂に集め、日本とインドの繋がりを多様に考察して頂きたいと思います。