日本相撲協会の徽章は、桜の花をデザインしたものです。また横綱梅ケ谷や琴櫻をはじめ、梅や桜の字をしこ名に用いた力士も少なくありません。梅や桜は化粧廻しの意匠として使用されることも多く、厳しい勝負が繰り広げられる土俵に彩りを添えています。
一方で江戸時代から明治時代には、様々な絵師により人気力士が花見をする姿が描かれています。現在も着物姿の力士は、桜の花とよく似合います。このように梅と桜は大相撲にたいへん縁が深い花と言えるでしょう。
今回は春を迎える時期に、梅と桜を特集いたします。春の到来を感じながら、どうぞごゆっくりご覧下さい。