今回の企画展では1874年(明治7年)に朝霞から53日間をかけ伊勢神宮や金比羅宮、京都・奈良などの神社仏閣を巡った旅にスポットを当てています。当時の人々はほとんどが徒歩で旅をしました。1802年(享和2年)に刊行された東海道中膝栗毛の弥次さん喜多さんの旅と大きな差はなかったと考えられます。しかし関所の廃止や大井川に橋が掛けられていたりと時代の変化はみられます。
さまざまな資料から旅の今昔に思いを馳せながら当企画展をご覧いただければ幸いです。
主な展示資料
※歌川広重「東海道五十三次」(丸沼芸術の森所蔵
旅道具(西山歴史博物館所蔵)