青木コレクションは、栃木県塩谷郡熟田村(現さくら市)出身の実業家、青木藤作(1870~1946)が大正から昭和初期にかけて収集したもので、平成9年2月に氏の遺族から馬頭町(現那珂川町)に寄贈されました。
青木藤作は幼少より絵画鑑賞を好み、生涯にわたって交誼を結んだ徳富蘇峰の影響もあって、浮世絵を中心とした美術品や当時の文化人、芸術家の作品を収集しました。寄贈された約4200点の作品は歌川広重の肉筆画、浮世絵版画、小林清親を中心とする明治の近代版画、川村清雄の洋画及び関係資料、久保田米僊の日本画及び関係資料、徳富蘇峰関係の資料・書籍・書・写真、江戸時代の版本、漆器・刀剣などの8種類に分類されます。
本展では当館の開館10周年を記念し、青木コレクションの全貌を紹介いたします。青木藤作が情熱を注いで収集した作品をぜひご覧下さい。
※展示替えがあります
前期:平成23年1月15日(土)~2月27日(日)
後期:平成23年3月4日(金)~4月17日(日)