“REVALUE NIPPON PROJECT”は、元プロサッカー選手の中田英寿氏が代表理事を務める(財)TAKE ACTION FOUNDATIONが、日本の伝統文化をより多くの人に知ってもらう「きっかけ」をつくり、新たな価値を見出すことで伝統文化の継承・発展を促すことを目的として、2009年に立ち上げたプロジェクトです。
このプロジェクトに込められた中田氏の思いは、開館当初から一貫して、『伝統工芸と 新しい造形美術』をテーマに、より多くの人々に工芸美術のすばらしさを紹介することを 主な目的としてきた茨城県陶芸美術館の運営趣旨と相通じるものです。
当プロジェクトにおける2010年度のテーマは「陶磁器」。その取り組みのひとつの形として、現在最も注目を浴びる国内屈指の若手陶芸家と国内外で活躍するクリエイターによる、5組の素晴らしいコラボレーションが実現しました。
本展では、その成果を各アーティストの参考作品と合わせて約60点により紹介します。陶磁器ファンのみならず、日頃、伝統工芸に触れる機会の少ない方も、世界に誇る日本の伝統的な技術と現代アートの融合による新たな魅力をお楽しみください。