おもちゃ絵とは、江戸時代から明治時代にかけて作られた子ども向けの錦絵です。現在のようにたくさんのおもちゃがなかった時代、子どもにとっておもちゃ絵は大切な遊び道具の一つでした。
子どもはおもちゃ絵で遊ぶだけでなく、文字や物の名前など、さまざまなことを学びました。
教育錦絵は、明治6年(1873)に文部省によって子どもの家庭学習のために作られました。子どもが興味を持ち新しいことを学ぶように、様々な知識を錦絵によりわかりやすく体系的に説明がしてあります。
今回の収蔵品展では、当館で所蔵する田村家資料を中心に、昔の子どもの遊びや学びの一端をご紹介します。