これまで数々の名作とともに日本の映画ファンたちを魅了してきたフランス映画。現在でも、アメリカ映画に次ぎ最も親しまれている外国映画の一つですが、それでも日本に配給されるのは、全体のほんの一部でしかありません。
近年、フランス映画の海外普及を促進する機関ユニフランスから、1993年以降毎年行われている同機関主催の「フランス映画祭」で上映された日本で未配給の作品が、フィルムセンターに多数寄贈されました。本企画では、その中から1992~2005年製作の54作品(短篇9本、長篇45本)を45プログラムで紹介し、現代フランス映画の新たなポートレートとともにそのさらなる魅力を発見します。