たつの市在住の版画家乾太(いぬい・たい)氏が、57年の長きにわたって、ふるさと播磨の風景を版画で現した数々の作品を紹介します。
乾氏は、23歳の頃より木版画を始め、戦後の欧米化の風潮の中で、失われていく日本らしさを形にしたいと、播磨の風景や祭りなど、身近な風景を彫り続けてきました。
デフォルメされた人物と背景が独自の世界を作り上げ、どこか懐かしさを漂わせる作品が特徴です。
展示では、灘のけんか祭りや室津夏越祭など、播磨各地の祭りを題材にした迫力ある作品や、城下町龍野や揖保川、室津を始め、播磨各地の風景を写した作品の数々を一堂に展示します。
※会期途中で、一部作品の展示替を行います。
【前期】10月16日~11月7日
【後期】11月9日~12月5日