タイトル等
田窪恭治展 風景芸術
会場
東京都現代美術館
会期
2011-02-26~2011-05-08
休催日
月曜日(ただし3/21は開館)、3/22
開催時間
10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般1200(960)円、学生900(720)円、中高生・65歳以上600(480)円、小学生以下無料
※( )内は20名様以上の団体料金
主催者
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
概要
「林檎の礼拝堂」や「こんぴらさん」の再生プロジェクトで知られる美術家、田窪恭治(1949年-)の、東京では初めてとなる包括的な個展を開催いたします。

1968年に多摩美術大学絵画科に入学した田窪は、1970年代前半のパフォーマンスを経て、1980年代半ばまで、廃材を窓や扉の形に構成した作品を、画廊や国際展(1984年のヴェネチア・ビエンナーレ等)などさまざまな美術展で発表していました。
しかし1987年に、再開発の進む都心のごく普通の木造住宅を構造部分まで解体し、板ガラスを張り、その上を歩くプロジェクト《絶対現場》(建築家の鈴木了二と写真家の安齊重男との協働)を実施後、フランス、ノルマンディー地方に移り住み、10年にわたり、廃墟と化していた礼拝堂の再生に取り組みます。この「林檎の礼拝堂」のプロジェクトは、すでにある建物の構造を活かした技法や風景に根付いた主題、そして住民との協働により、作品と享受者、出資者、所有権をめぐる芸術の新しいあり方を示すものとなりました。そして1999年の帰国から現在までは、四国、金刀比羅宮(こんぴらさん)の聖域全体を対象とする「琴平山再生計画」に取り組んでいます。複合的な文化遺産と長期にわたり関わる中で田窪は、「自分より長い時間を生きるであろう、特定の現場の風景を表現の対象とした仕事を『風景美術』。作家がいなくなった未来においても生き続ける表現の現場を『風景芸術』」と呼び、そのような空間的にも時間的にも開かれた活動を目指すようになりました。
本展は、近年の二つのプロジェクトを、現地で実現したものとは別の、東京ヴァージョンというもうひとつの再生として展示し、田窪の現在の活動を紹介するとともに、出発点や転換期の仕事を通してその軌跡を紹介するものです。この展覧会が、多様な場とかたちで展開する現代の創造のひとつのあり方に触れる契機となることを願っております。
ホームページ
http://www.mot-art-museum.jp
展覧会問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒135-0022
東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
交通案内
最寄駅
東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2出口より徒歩9分
都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3出口より徒歩13分
東京メトロ東西線「木場駅」3番出口より徒歩15分、または都営バスで「東京都現代美術館前」下車
都営地下鉄新宿線「菊川駅」A4出口より徒歩15分、または都営バスで「東京都現代美術館前」下車

「木場」「菊川」駅のほかにも、「錦糸町」「東京」「とうきょうスカイツリー」「押上」「秋葉原」「新橋」「葛西」「豊洲」駅などから都営バスでもお越しになれます。

お車でお越しのお客様
首都高速9号深川線「木場」出口から約5分「枝川」出口から約10分です。

駐車場について
台数:約100台 / 福祉車両専用スペースあり
料金:普通車 1時間300円 (以降30分ごとに150円)
大型バス 1時間1000円 (以降30分ごとに500円)
ホームページ
https://www.mot-art-museum.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600
東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索