このたび やかげ郷土美術館開館20周年を記念して「佐藤一章展」を開催いたします。
佐藤一章は、明治38年岡山県矢掛町に生まれました。画家を志し東京美術学校(現 東京藝術大学)に進学し、在学中から帝展入選を果たすなど、若くしてその才能を開花させました。洋画団体の東光会で活躍し、日本人の生活の中から生まれる絵画を目指しました。
昭和20年岡山に素介護は、自らの制作活動に加え、地方初の日展岡山展の実現や岡山大学教育学部特設美術科の主任教授として後進の指導にあたるなど、岡山洋画界の発展に多大なる貢献をしました。
本展覧会では、佐藤一章の初期から晩年までの代表作約点を一堂に展観するとともに、一章にゆかりのある画家たちによる「一章ゆかりの画家展」も併せて開催します