ドラクロワやドービニー、クールベ、コローなど19世紀のフランスを代表する作家の版画作品を展示し、ロマン主義からレアリスム、ミレーやバルビゾン派へいたるつながりをご紹介いたします。
山梨ゆかりの作家による日本画は、望月春江や川崎小虎ら日本画院で活躍した画家たちの作品を展示します。1938(昭和13)年に設立された日本画院は、所属団体を越え、幅広い年代の画家たちが集った組織です。創立会員の小虎、勝堂、春江らのほか、次世代の画家である加倉井和夫らの作品もご紹介します。
洋画は、山梨市出身で、桑原絵画研究所を創設し、山梨県内の多くの洋画家を育てた桑原福保と彼につながる画家の作品を展示します。現代美術は、写真や版画、立体など多彩な表現の作品を取り上げます。佐藤正明や須田悦弘、阪本トクロウら、山梨出身の作家による秀作もご覧いただくことができます。