日本の伝統衣装として誰もが思い浮かべる「きもの」。街で見かけるきもの姿に、日本らしさや日本文化を感じる人も多いのではないでしょうか。
きものの原形である「小袖」が一般的な表着になり、男女や身分の別なく着られるようになったのは、室町時代の半ば頃のことと考えられています。以来、小袖には様々な文様が施され、人々の装いに花を添えました。時に大胆に、時に繊細に・・・時代の流れとともに意匠が変化していく様子は、目ま
ぐるしく変わる現代の流行にも通じるものがあります。
本展では江戸時代を中心に小袖が遂げた変遷をたどりながら、その魅力を館所蔵品からご紹介します。技術の巧みさ・意匠の面白さとともに、それらを生んだ日本の豊かな美意識をお楽しみください。
※一部展示替えいたします。
前期:1/22~2/20
後期:2/22~3/21