工芸界最大規模の公募展として知られる日本伝統工芸展は、日本の風土がはぐくんだ、世界的にも注目を集める優れた工芸技術の保護育成を目的に、昭和29年に創設されました。
世界に誇る工芸技術を正しく受け継ぎ、さらに磨き、今日の暮らしに息づく新たな創造を目指し、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で、厳正な審査を通過した作品が毎年全国12会場で展覧されます。今年で9回目を迎える松江展では、重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品44点をはじめ、受賞作16点、中国地方の作家の入選作など290点を一堂に展示いたします。