千利休よりこれまで、茶事のあらゆる道具をつくり伝える京の十家、「千家十職」。26万点にも及ぶ世界中のあらゆる「もの」をコレクションし、研究する国立民族学博物館、「みんぱく」。千家十職の当代が、膨大なみんぱくコレクションの中から自らの創造をかき立てる「もの」を選び出し、そこから新たなものづくりに挑みました。
この展覧会では、千家十職の歴史を紹介するとともに、こうして制作された当代十職の新作を、みんぱくの誇る貴重な民族資料とあわせて展示します。
世界の民族資料と新たに作られた作品が融合した展示空間に、美や創造の源泉、ものの見方や手仕事のおもしろさ、人間の多様性などを見いだしてください。