あいちトリエンナーレ出品作家松井紫朗による展示。
作品の形や色や質感、時の移ろいによる変化は観者の視点や意識の移動をそこに重ね合わせることで実空間も意識上の空間も思わぬ姿となって私たちを揺さぶります。そこには、もの(作品)と空間と観者の意識が作り上げるひとりにひとつの観想世界が現前します。
今展の展示作品は "Aqua-Lung Channel"と題されており、普段見かけることのない不思議な形をした水槽が用意されます。ご覧になる場合は、一旦ご自身の意識や視点をその身から解き放ち、その水槽のなかを自由に行き交わせる必要が生じます。