明石市が進めているこどもの読書推進3カ年計画「ほん だいすき!プラン」の一環として、二人三脚でアートの世界を歩んできた元永定正 (1922-)と中辻悦子(1937-)の絵本原画の展覧会を開催します。
カラフルな色彩とシンプルなフォルム…もーやんこと元永定正の作品は、1977年から版を重ねているロングセラー『もこ もこもこ』 (文/谷川俊太郎、文研出版)や、『おおきい ちいさい』(福音館書店)などリズミカルなことば(音)とマッチして、こども達に人気を集めています。 また、造形作家である中辻悦子(えっちゃん)は、丸や四角、三角などありふれた形の面白さを使って『いろいろ しかく』 (福音館書店)や『まる まる』(福音館書店)を制作するほか、ヒトの形の造形作品から発展した『よるのようちえん』(文/谷川俊太郎、福音館書店)でブラティスラヴァ世界絵本原画展グランプリを受賞するなど国際的な評価も受けています。
今回は出版されたばかりの新作絵本『わ』(元永定正、福音館書店)や『ココロのヒカリ』(絵/元永定正 文/谷川俊太郎、文研出版) の原画もあわせて展示します。現代美術の世界にとどまらず、絵本作家としても評価を受けている元永・中辻夫妻の紡ぎだすユーモアあふれる世界をどうぞお楽しみください。