徳川記念財団(徳川宗家)の優品を中心に、家康と慶喜という今なお静岡市民に尊敬される二人の偉人を、美術作品によって顕彰し、ひとつの展覧会に構成する静岡ならではの展覧会です。
第1章「家康」では、戦国武将としての事績を合戦図屏風や武具でたどります。特に駿府大御所時代に焦点をあて、茶のコーナーを特設するなど、多様な家康の業績を紹介します。また東照大権現像、霊夢像など様々な家康の姿をご覧いただきます。
第2章「慶喜」では事績をたどりつつ、慶喜自ら筆をとった油彩画、書、日本画、撮影した写真を紹介します。「家達と静岡誕生」では、十五代将軍慶喜と徳川宗家十六代家達(初代静岡藩知事)の関係、家達と川村清雄、小林清親など幕臣画家との交流、及びその作品を展示します。
市内の寺社に伝来した知られざる名品や、日頃親しく見る機会のない国指定の重要文化財など約200点が一堂に会するまたとない機会です。
前期:2010年12月11日(土)~2011年1月10日(月・祝)
後期:2011年1月12日(水)~1月30日(日)