NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]では,ICCキッズ・プログラム2010「いったい何がきこえているんだろう」を開催いたします。この展覧会では、ふだんわたしたちの生活の中で、なにげなく接している「音」に注目します。
人間が外部から受け取る情報の約80%は、視覚からの情報だといわれています。しかし、耳から得る情報も、いろいろな感覚と密接に結びついて、わたしたちが環境を把握するうえで重要な役割を果たしています。わたしたちの耳はなにをきき、いったいどのような情報を受け取っているのでしょうか。「きく」ことは「みる」ことと、どのように違うのでしょうか。
ICCキッズ・プログラム2010では、いつもはあまり意識することのない「音」をテーマに、音と知覚の連動、音と空間や環境の関係性、ききとり方の変化など、各テーマに合わせたアート作品やデバイスなどを展示します。遊ぶように音を体験、思考しながら、聴覚と知覚に関する新しい発見の扉が開かれることでしょう。
包括的な現代の情報社会のリテラシーの向上を図るとともに、さらにサウンド・アート、音響装置、音楽生成プログラムに関心の高い研究者や教育者、学生の方々などにも幅広く対応したプログラムです。