紙の博物館は1950(昭和25)年に誕生し、おかげさまで今年60周年を迎えました。その節目にあたり、本年度は創立60周年記念企画展と題した展示を続けて参りましたが、その最後として本展を開催いたします。
当館の60周年にちなみ、60年の単位で江戸時代から平成の現代まで、暮らしとともにあった紙を振り返ります。
紙(和紙)は、江戸時代に一般に普及し、明治になると機械によって生産される洋紙の製造が始まります。そして戦争を経て、高度経済成長を遂げる昭和時代から、地球環境への関心が高まる平成へ・・・。それぞれの時代を反映したさまざまな紙をご覧ください。