タイトル等
九室の風を浴び 山口長男・斎藤義重・吉原治良と、高橋節郎展
会場
安曇野髙橋節郎記念美術館
会期
2010-07-17~2010-08-29
休催日
月曜日(7月19日は開館)、7月20日(火)
開催時間
9時~17時
観覧料
600円(500円)、高校・大学生400円(300円)、中学生以下・70歳以上は無料
※( )内は20名以上団体・割引料金
概要
高橋節郎の漆芸作品はよく「幻想的」「神秘的」と評され、特に若い頃の作品からは「非常にモダン」な印象を受けると言われます。また高橋は、絵画や彫刻と同じ地平で鑑賞され語られる漆芸を目指し工芸界に団体を設立し運動を興したり、作品の制作においても漆の新しい観せ方を常に追求しました。
これらのことは、高橋が東京美術学校(現東京藝術大学)に学んでいた時代に日本で盛んに紹介された、欧米からの新しい芸術運動やその旗手たちの作品に、彼が大きな影響を受けたことと深く関係しています。ピカソやダリらに憧れた高橋青年が毎年観るのを楽しみにしていた国内の展覧会が、二科展の第九室でした。二科展ではちょうどこの頃、1930年代から、九室に前衛的傾向の強い画家の作品を集めて展示するのが慣例となっていました。38年には九室への出品作家を中心に「九室会」が結成され、独立した展覧会も開かれるようになります。
このたびの展覧会では、九室会の結成に参加、前衛から出発し戦後美術を牽引してきた作家、山口長男(やまぐちたけお・1902-1983)、斎藤義重(さいとうよししげ・1904-2001)、吉原治良(よしはらじろう・1905-1972)の油彩画などを取り上げ、高橋の作品とともに紹介します。前衛とはもともと、時代に先駆けていること、変革や革新、を意味します。高橋が感じた時代の息吹はどのようなものだったのか、前衛の作風や思潮はどのように影響を与えたのか、作品展示を通じて探ります。
ホームページ
http://www.city.azumino.nagano.jp/setsuro_muse/
展覧会問合せ先
TEL:0263-81-3030 FAX:0263-82-0551
会場住所
〒399-8302
長野県安曇野市穂高北穂高408-1
交通案内
▶ 車の場合
長野自動車道 安曇野I.Cより 15分。

安曇野I.Cを降り、北進。「安曇野スイス村」を右手に過ぎ、1つ目の交差点(「重柳」の交差点)を右折し、安曇野アートラインを更に北進。右手に見える「大王わさび農場」、「安曇野ランド」を過ぎ、さらに進む。「安曇橋南」の交差点を直進し、2kmほど進み「安曇野髙橋節郎記念美術館」の案内板を左折。
水田の中の道を西へ直進し、つきあたりを左折し、南へ進むと左側に美術館があります。

駐車場:普通車50台、大型車3台、無料

▶ 電車の場合
1. 新宿から JR中央東線・特急あずさで松本まで約2時間半。
松本から JR大糸線 穂高駅まで約30分。
穂高駅から タクシー10分、レンタサイクル20分。
次の有明駅からは 徒歩25分

2. 名古屋から JR中央西線・特急しなので松本まで約2時間。
松本からは 1) と同じ。

3. 金沢から 北陸新幹線で長野まで約1時間10分。
長野から JR篠ノ井線 明科駅まで約1時間。
明科駅から タクシー15分。
ホームページ
http://azumino-bunka.com/facility/setsuro-museum/
長野県安曇野市穂高北穂高408-1
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