岡崎市には国・県及び市の指定文化財が264件(平成13年3月現在)あります。これらは岡崎市の歴史・文化を代表するものといっていいでしょう。真宗文化、足利氏、松平氏、宿場岡崎・藤川、月僊、卓池に関するものなど岡崎の地域色がそこには見られます。これらを見ることにより岡崎市の歴史・文化を概観することもできます。
指定文化財は岡崎市の遺産として保護され後世に引き継がれていかなければならないものです。そのために岡崎市では文化財保護条例により修理等に補助がおこなわれています。また、同条例はこの指定文化財について広く市民への公開を呼びかけています。
今回はこれらの市民共有の財産ともいうべき指定文化財を中心に公開展示するものです。これらの中には寺院や神社に所蔵され、ふだん目にすることのできないものが多くあります。また、無指定ですが岡崎市の歴史と文化を語るうえで必要な諸資料をあわせて公開展示します。岡崎市の文化財と歴史に対しての理解とともに再発見の場にしていただければと思います。