青柳芳夫は、1952年栃木県に生まれ、現在は埼玉県白岡町にアトリエを構え、現代の女性像を明るく鮮やかな色調の油彩画で描いています。3m以上もある巨大なキャンバスに表現される等身大以上の人物像は、圧倒的な迫力で鑑賞者を魅了することでしょう。今回は東京展に出品された代表的な油彩画の大作を中心に、版画(エッチング)による作品も併せ、近作を一堂に集めご紹介いたします。「色彩豊かにして大きな画面に描かれた油彩画の世界」と「白と黒の限られた色を基調とするモノトーンでストイックな世界」という異なる技法による表現の相違をご堪能いただける機械となれば幸いです。