入間市博物館は、市民ボランティアの方と共同で、平成11年から市内の野生植物の調査を行っています。市内に自生している植物は約1,000種類あり、その多くを標本化しています。この展覧会では、これまでの植物調査の成果を発表するとともに、作製保存してきた押し葉標本を展示します。市内に生息している野生植物から、市域の自然環境や環境変化、希少植物の保護などについて考えます。また、押し葉標本は、ふだん見逃してしまうような植物の細部や、種類の見分け方などを知るためにも、ひじょうに価値の高い資料です。見ているだけでも美しく、植物好きの方にぜひご覧いただきたい展覧会です。