本展は、熊本ゆかりの文学者小泉八雲(ラフカディオ・ハーン 1850-1904)の生誕160年・来日120年を記念し、新しい節目を刻むことを目的としています。
3年間(1891-1894)もの滞在の足跡が色濃く残る有縁の地・熊本において、八雲の内なる世界を再解釈するために、八雲と同時代を生きた画家たちの作品だけでなく、現代日本のアーティスト9名の作品をともに展示し、ハーンの精神や興味、嗜好が脈々と現代にも受け継がれていることを視覚化・検証する場を目指すものです。
八雲に関して、文学方面ではなく、現代芸術という方面から検証する事は、全国で初めての試みとなります。