世界各国で愛されている絵本『ピーターラビットのおはなし』が出版されたのは、100年以上も前のこと。作者はイギリス人女性ビアトリクス・ポター(1866~1943)でした。親しい友人の子どもが病気になった時、ビアトリクスはペットのウサギのピーターを主人公にした絵とおはなしを作り、プレゼントしたことがありました。それをもとに書いたピーターラビットの絵本はたちまち大人気となり、ビアトリクスはその後もネズミやネコ、イヌ、ブタなど身近な動物たちを主人公にした絵本を次々と制作しました。日本では全部で24冊の絵本が、ピーターラビットのシリーズとして親しまれています。