春の桜の季節にあわせて、「2010年岸田夏子の世界展」を開催いたします。
岸田夏子の祖父は洋画家・岸田劉生であり、母・麗子の幼い姿を描いた『麗子像』はあまりにも有名ですが、岸田夏子も、大人になった麗子(母)をテーマにした一連の人物像を描いています。また、冬の雪山や秋の紅葉、春の桜と、自然をテーマにした作品も多く手がけ、その中でも、特に京都・醍醐寺の桜や、山梨・清春の桜を繰り返し描いていますが、描く対象への熱く深い思いが、画面から溢れ出るような命の輝きを生み出しています。
今回、四国初の開催となる岸田夏子の絵画世界をご堪能ください。