八王子市夢美術館では特別展「巨匠たちのパレットと絵画展」を開催します。「パレット」は絵具を溶き、混ぜ合わせる画材です。画家にとって使いこなされたパレットは、切っても切れないパートナーであり、画家それぞれに特徴のあるパレットは、その創作の秘密を私たちに伝えてくれます。
本展覧会では梅原龍三郎、安井曽太郎をはじめ、林武、小島善太郎、里美勝蔵といった国内の物故洋画家に加え、ピカソ、マチスが実際に使ったパレットと、その作品を紹介します。
今回出品されるパレットは笠間日動美術館の収蔵品が中心となっており、パレットに絵が描かれたユニークなものが多数含まれています。画家の遊び心にも触れながら、その筆遣い、息遣いを作品とともにお楽しみください。