前島密は、明治4年に郵便を創業させたことから、一般には「郵便の父」と称されていますが、実は郵便以外にも日本の近代化のために様々な功績を残しています。鉄道もその一つで、今年は前島が鉄道建設のための見積書「鉄道臆測」を提出(明治3年)してから140周年を迎えます。また鉄道は、創業以来100年以上もの間永きにわたり郵便輸送の要として活躍してきました。
本展では、前島の鉄道に関する功績を振りかえるとともに、深い関わりを持ってきた鉄道と郵便について、図面・書籍・写真・切手・模型など当館に残されている資料により紹介します。また、Nゲージや鉄道模型を配したジオラマ展示、操作体験コーナーなどで楽しみながら鉄道と郵便の世界を体感できるコーナーもあります。