戦争の世紀ともいわれた20世紀。
一方で20世紀という時代は、大阪をはじめとして、日本がさらなる近代化をとげた時代でもあります。大阪は大正時代末から昭和時代初期にかけて「大大阪(だいおおさか)」とも呼ばれ、産業や文化が大きく花開きました。
今回の展示では、近代から現代にかけての絵葉書・古写真など、大阪に関わるものを中心に展示します。また、あわせて、発掘調査で見つかった近現代の出土遺物から当時の生活や軍隊の様子も紹介します。
華やかで活気にあふれていた「大大阪」、都市部の多くが灰燼に帰した戦時下の大阪、占領下の大阪、高度経済成長と大阪万博で活気づく大阪。激動の20世紀の中で、さまざまな顔を見せていた大阪の歴史を写真や出土遺物からたどってみたいと思います。