ドイツ・ケルン市の大聖堂に隣接するルートヴィヒ美術館は、20世紀美術のコレクションで世界的に知られています。
なかでも館名になっているペーター・ルートヴィヒ、イレーネ・ルートヴィヒ夫妻が収集したピカソの作品群は、同館の所蔵品の核となる重要なものです。本展では、初期から晩年にいたるまでの各時代の典型となる絵画8点で、ピカソが創造した作品世界のエッセンスを紹介します。
あわせて、ブラック、マティス、ユトリロ、シャガールといって巨匠たちから、戦後の抽象主義を代表するステラ、そしてウォーホルに代表される60年代ポップ・アーティストまで、近代美術市に名を残す画家41人による52点を展覧いたします。モダン・アートの誕生と展開が一目でわかる「20世紀美術の教科書」とよべる展覧会であり、ピカソをはじめとする20世紀を代表するアーティストたちの芸術に触れていただける絶好の機会です。