本のなかには版画がたくさん隠れていることをご存知ですか?
書物のすべて(文字も絵も)が手で描かれていた中世が終わりを告げて、活字の印刷が始まると、版画の大活躍もはじまりました。
この展覧会では版画の挿絵本を中心に、おもに19世紀から20世紀はじめまでのヨーロッパの作品をご紹介します。プロローグとして活字本の始まりの時代の古い書物もご紹介します。ひたすら美しいもの、理屈抜きにカワイイもの、なんだか怖いもの―そんな三つのグループにわけてお楽しみいただこうというユニークなこころみです。おしゃれで綺麗なものが大好き!というあなたに贈る春の企画展、ぜひおでかけください。