福島県立美術館は昨年、開館25周年を迎えました。これを期に、27作家、全162点の作品が、新たに美術館のコレクションに加わりました。
海外作品では、フランス印象派を代表する画家オーギュスト・ルノワールの作品が仲間に加わりました。彼が得意とした少女像です。また、印象派の先駆けとなったカミーユ・コローの風景画を収蔵しました。さらに、版画集《ミセレーレ》などで知られるジョルジュ・ルオーの油彩画も収めることができました。これによって、当館の海外美術コレクションは一段と充実することになりました。
郷土の美術では、旺盛に制作活動を続ける現代の作家たちの作品を重点的に収集しました。それに加えて、これまで当館のコレクションに入っていなかった大家の代表的な作品を加えることができました。
このたびの新収蔵品展示は、常設展示室すべてとエントランスホールを会場に開催します。新しくコレクションに加わった作品との出会いをお楽しみください。